法という企て
A5判 324ページ
価格:4,620円 (消費税:420円)
ISBN978-4-13-031173-1(4-13-031173-5) C303
奥付の初版発行年月:2003年09月
価格:4,620円 (消費税:420円)
ISBN978-4-13-031173-1(4-13-031173-5) C303
奥付の初版発行年月:2003年09月
内容紹介
法とは何か,法はどうありうるべきか.分析的明晰性はもつが,価値論的関心から切り離された「法概念論」,法の指導理念として正義をおき,それを社会規範とする「正義論」——両者を批判的に統合する試みである「〈正義への企て〉としての法」の理念を提示する.
目次
第I部 法理念論——法とはいかなる企てか
第1章 〈正義への企て〉としての法
第2章 法の支配——死と再生
第II部 法存在論——法はいかにして存在しうるのか
第3章 法の存在根拠は決定か正当化か——ケルゼンをを突き刺すルール懐疑の毒牙
第4章 法の存在と規範性——ドゥオーキンにおける法の存在性格
第III部 法動態論(1)——立憲主義の葛藤
第5章 法・政治・論争——立憲主義の法哲学
第6章 司法的人権保障の現代的課題
第IV部 法動態論(2)——法価値の現代的発展
第7章 自由と平等の諸相——憲法学との対話
第8章 共同体と責任——不法行為法における共同体的正義論の意義と限界
第9章 公正競争とは何か——法哲学的試論
第10章 法は人間を幸福にできるか?