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学術としての民法II新しい日本の民法学へ

新しい日本の民法学へ 学術としての民法II

A5判 552ページ
価格:9,350円 (消費税:850円)
ISBN978-4-13-031184-7 C3032
奥付の初版発行年月:2009年07月

内容紹介

Ⅰ巻で示したフランス民法をめぐる学術のあり方を踏まえ,現代日本社会が提示する問いに答える.取引関係や家族関係とは性質の異なる人間社会のあり方=「社会的な絆」に注目し,これを構成する概念を抽出・整序する.また,人・物・契約等の基本概念の更新を試みる意欲的論集.


目次

第1章 緩やかな関係へ——消費者・家族からネットワークへ
第1節 民事団体論の新たな展開
第2節 ネットワークとしての家族
第3節 取引でも組織でもなく
判例研究:各種の団体からの脱退
書評:ソシアビリテの周辺
第2章 確かな規範へ——人格・人身を中心に
第1節 権利の論法・合意の論法
第2節 基本概念の再検討
解説:法体系の中で
第3節 契約という制度
第3章 共振する研究へ——民法の内外で
第1節 「実践」と「理論」の間で
第2節 「市民社会の法」「人の法」への着目
あとがき
事項索引/判例索引/文献索引


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