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利益衡量と法律家的論証結果志向の法思考

結果志向の法思考 利益衡量と法律家的論証

A5判 248ページ
価格:5,280円 (消費税:480円)
ISBN978-4-13-031185-4 C3032
奥付の初版発行年月:2011年09月

内容紹介

結果の社会的妥当性を志向し,政治化する現代の法思考.「法律家的論証」のシステム論社会学による分析(ルーマン),EU各国の憲法裁判など,「裁判の結果」が法的なるものをいかに形づくるかにせまる.邦訳には日本における法律家的論証と結果志向を論じる一章(小川浩三)を付す.


目次

はじめに(村上淳一)
第I部 序論
第1章 結果志向(グンター・トイブナー)
第II部 〈結果志向の論証〉理論について
第2章 法律家的論証:その形式を分析する(ニクラス・ルーマン)
第3章 法における論証と解釈:〈規則の結果主義〉と合理的再構成(ニール・マコーミック)
第4章 裁判の帰結(ダンカン・ケネディ)
第5章 法における論証について:法的根拠としての〈裁判の結果〉(ルードルフ・ヴィートヘルター)
第III部 〈結果志向の論証〉の憲法裁判実務
第6章 ヘルメノイティクと結果志向:イタリア憲法裁判所の論証実務について(ルイージ・メンゴーニ)
第7章 法的根拠としての〈裁判の結果〉:ドイツ連邦憲法裁判所の論証実務について(ディーター・グリム)
分 析 論証の論証:日本における法学的論証と結果志向(小川浩三)


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