会社法人格否認の法理 新装版 小規模会社と親子会社に関する基礎理論
江頭 憲治郎:著
A5判 464ページ
価格:9,240円 (消費税:840円)
ISBN978-4-13-031209-7 C3032
奥付の初版発行年月:2024年07月 / 発売日:2024年07月上旬
価格:9,240円 (消費税:840円)
ISBN978-4-13-031209-7 C3032
奥付の初版発行年月:2024年07月 / 発売日:2024年07月上旬
内容紹介
会社法の法人としての性格は認めながら、ある特定の法律関係についてのみ、第三者との関係で会社と株主等社員を同一人物とみなす――昭和44年の最高裁判決以降、数多くの適用事例をみる「会社法人格否認の法理」を、アメリカ法とドイツ法の沿革に遡って究明した古典的名著。新たに装幀を刷新し、待望の復刊。
著者プロフィール
江頭 憲治郎(エガシラ ケンジロウ)
1946年生まれ。東京大学教授、早稲田大学教授を経て、現在、東京大学名誉教授・早稲田大学名誉教授・日本学士院会員(文化功労者)。主要著書に『結合企業法の立法と解釈』(有斐閣、1995年)、『会社法の基本問題』(有斐閣、2011年)、『商取引法の基本問題』(有斐閣、2011年)、『商取引法[第9版]』(弘文堂、2022年)、『続・会社法の基本問題』(有斐閣、2023年)、『株式会社法[第9版]』(有斐閣、2024年)などがある。
上記内容は本書刊行時のものです。
目次
はしがき
法人格否認の法理の形成とその法構造
Ⅰ 法人格否認の法理の展開とその法構造
1 法人格否認の法理の歴史的発展
2 法人格否認の法理の法構造
Ⅱ 法人格否認の法理の再構成
1 理論的な前提
2 法人格否認の法理と個別的利益の調整
3 法人格否認の法理と制度的利益の擁護
4 まとめ
法人格否認の法理と判決の効力の拡張
Ⅰ 結論
Ⅱ 第三者異議の訴と法人格否認の法理
Ⅲ 法人格否認の法理による既判力・執行力の拡張
Ⅳ 結語
むすび