国際協力学
高木 保興:編
A5判 260ページ
価格:3,080円 (消費税:280円)
ISBN978-4-13-032113-6(4-13-032113-7) C303
奥付の初版発行年月:2004年06月
価格:3,080円 (消費税:280円)
ISBN978-4-13-032113-6(4-13-032113-7) C303
奥付の初版発行年月:2004年06月
内容紹介
地球環境問題,国際的安全保障,持続的な経済発展….「国際協力」の成否は,いまや日本人の生存の根幹を左右する問題となった.環境・政治・経済・工学・文化など多く変数が複雑に絡み合う国際問題に,実践的に関わる際に必要な知識と分析の視座を一書にまとめた東京大学大学院新領域創成科学研究科・環境学専攻・国際環境協力コースによる学融合プロジェクト.
目次
1章 国際協力の視点
新しい国際協力の概念
国際政治・経済システム
国際協力学
2章 アクター情報の把握と行動予測
評価と蓄積
戦略的思考の基本的考え方
3章 グローバル社会の安定と持続
地球環境と持続性
国際経済の不安定化要因と安定化機構
貧困と人間の安全保障
4章 共同体形成と環境・安全保障
地域共同体の目的と課題
東アジア地域共同体の展開
国境を越えた環境問題
二国間協力の考え方
5章 民間ベース国際協力
協力目的の多様性と調整
企業の国際協力とリスク
NGOの役割と限界
プロジェクトの実施とマネジメント
6章 「国際協力」が生み出す新たな問題
環境援助のパラドックス
民主主義か弱者救済か
ナルマダ・ダムの教訓