UP plus
UP plus アフターコロナ時代の米中関係と世界秩序
価格:1,870円 (消費税:170円)
ISBN978-4-13-033301-6 C1030
奥付の初版発行年月:2020年12月 / 発売日:2020年12月下旬
アフターコロナ時代に突入した世界はどのような時代になりうるのか.いまやG2と呼ばれるようになった中国とアメリカを中心に世界秩序の力学がどのように変化するのかを現在の世界状況を踏まえ,多角的な視点から気鋭の研究者がまとめる.
川島 真(カワシマ シン)
東京大学大学院総合文化研究科教授
森 聡(モリ サトル)
法政大学法学部教授
上記内容は本書刊行時のものです。
目次
米中対立とアフターコロナ時代の「まだら状」の世界秩序(対談:川島 真×森 聡)
I 米中対立をどう捉えるか――両国の意図と地政学
米中関係と地政学(対談:高原明生×森 聡/司会:川島 真)
アメリカの対中アプローチはどこに向かうのか――その過去・現在・未来(森 聡)
対立への岐路に立つ中国の対米政策(増田雅之)
II 米中対立の諸相
断片化する国際秩序と国際協調体制の構築に向けて(秋山信将)
米中通商交渉とその課題――「デカップリング」は現実的か(梶谷 懐)
技術革新とディカップリング――中国からの視点(津上俊哉)
米中ハイテク覇権競争と台湾半導体産業――「二つの磁場」のもとで(川上桃子)
米中サイバー戦争の様相とその行方(大澤 淳)
アフター・コロナ時代の宇宙開発(鈴木一人)
III 世界から見る米中関係
EU・イギリスから見る米中関係(遠藤 乾)
ドイツから見る米中関係――変容する国際環境にEUと臨むドイツ(森井裕一)
イタリアにおける救済者の国際政治――米欧から中国への移行?(伊藤 武)
ポーランド政治の表層に見える二分化と入れ替わる歴史解釈(宮崎 悠)
豪州から見た米中関係――「幸福な時代」の終焉(佐竹知彦)
韓国から見た米中関係――対米外交と対中外交との両立模索(木宮正史)
「まだら状」の流動的秩序空間へ――米中相克下の世界秩序(川島 真)
UP plus
U.S.-China Relations and the World Order After COVID-19
Shin KAWASHIMA and Satoru MORI,Editors