国際社会
国際社会4 マイノリティと社会構造
四六判 256ページ
価格:3,080円 (消費税:280円)
ISBN978-4-13-034154-7(4-13-034154-5) C333
奥付の初版発行年月:2002年04月
価格:3,080円 (消費税:280円)
ISBN978-4-13-034154-7(4-13-034154-5) C333
奥付の初版発行年月:2002年04月
内容紹介
いわゆる先進社会と呼ばれる地域で,エスニック・マイノリティと称される人びとの社会的位置とはどのようなものか.労働,エスニック・ビジネス,社会運動,レイシズム,多文化施策などを通して,先進社会の統合政策,政治過程とマイノリティの人びとの戦略行動との相互関係を考察する.
目次
序 マイノリティをめぐる包摂と排除の現在(宮島 喬・梶田孝道)
1 移民の社会的統合における「平等」と「エクイティ」
——フランスにおける統合モデルの変容?(宮島 喬)
2 アメリカの人種エスニック編成とアジア系移民
——「エスニック・ビジネス」再考(南川文里)
3 多文化,反差別の教育とその争点
——イギリスの事例を中心に(佐久間孝正)
4 レイシズムとその社会的背景
——ドイツにおける「外国人問題」と再帰的近代化(高橋秀寿)
5 ジェンダーからみた移民マイノリティの現在
——ニューカマー外国人女性のカテゴリー化と象徴的支配(笠間千浪)
6 新しい貧困層と社会運動
——フランスにおける「住宅への権利運動」のなかの移民たち(稲葉奈々子)
7 国家・企業・労働組合と移民労働者
——欧米諸国における移民労働のポリティクス(久保山亮)
8 オーストラリアの多文化主義とマイノリティ(関根政美)