現代南アジア
開発と環境
柳澤 悠:編
A5判 320ページ
価格:5,280円 (消費税:480円)
ISBN978-4-13-034164-6(4-13-034164-2) C333
奥付の初版発行年月:2002年12月
価格:5,280円 (消費税:480円)
ISBN978-4-13-034164-6(4-13-034164-2) C333
奥付の初版発行年月:2002年12月
内容紹介
南アジアの生態環境は,今日ますます悪化している.農業・森林・家畜などについて,歴史分析と現状研究とを結合して環境との関連を多角的に究明し,工業化と都市環境,人口・衛生・疾病・ジェンダーや住民運動・NGOと環境など,新たな議論を提示する.
目次
はじめに (柳澤 悠)
第1章 環境調和型農耕としてのデカンのミレット栽培(応地利明)
第2章 環境の長期変動(水島 司)
第3章 村落共同利用地の減少と村落社会構造の変容(柳澤 悠)
第4章 家畜飼育の変動と環境(篠田隆/中里亜夫)
第5章 森林開発と環境
一 植民地期インドの森林政策と住民生活(吉住知文)
二 独立以後の森林政策(長峯涼子)
第6章 都市環境と住民の運動
一 都市化による環境劣化(原田秀樹)
二 都市環境マネジメントの現状(四蔵茂雄)
三 都市貧困地区の居住環境と住民(穂坂光彦)
第7章 飢饉と死亡と人口変動(斎藤 修)
第8章 開発と疾病・医療
一 独立後インドの健康と医療・公衆衛生(脇村孝平)
二 マラリアと環境(小林 茂)
第9章 環境問題と参加型開発(中村尚司)
第10章 環境変化とジェンダー(中谷純江)
第11章 ナルマダー開発における立ち退き民と反対運動(A・バーヴィスカル/S・アーヤンガール)