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最後の熱帯林ソロモン諸島

島の生活世界と開発
ソロモン諸島 最後の熱帯林

A5判 248ページ
価格:4,180円 (消費税:380円)
ISBN978-4-13-034171-4(4-13-034171-5) C333
奥付の初版発行年月:2004年01月

内容紹介

熱帯林におおわれたソロモン諸島は,20世紀後半から経済のグローバル化とともに商業伐採の最前線の場となった.ミクロコスモスのなかで独自の文化をはぐくんできた住民たちは,外部の論理と衝突し,内部でもさまざまな葛藤を繰り返している.開発と環境保全のはざまで揺れるソロモン諸島の人びとの生活世界を,地域社会から浮き彫りにする.


目次

序章 熱帯林のなかの生活世界——ソロモン諸島のエスノヒストリー(大塚柳太郎)
第I部 開発のなかで暮らす人びと
 1章 ライフスタイルの変容と健康・栄養(山内太郎)
 2章 急速な人口増加の成因と帰結(中澤 港・石森大知)
 3章 民俗知識に基づく人間・植物・動物の関係(古澤拓郎)
第II部 村のなかからみる開発
 4章 森林伐採の受容にみる「伝統」と「近代」の葛藤(石森大知)
 5章 商業伐採の導入にともなう森林利用の混乱と再構築(田中 求)
 6章 持続的商業伐採が引き起こす社会変容(大塚柳太郎)
第III部 開発への社会的対応
 7章 国家政策に抗する森林開発(須藤健一)
 8章 開発に生きる女性たち(福島理栄子)


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