島の生活世界と開発
生活世界からみる新たな人間−環境系
A5判 224ページ
価格:4,180円 (消費税:380円)
ISBN978-4-13-034174-5(4-13-034174-X) C333
奥付の初版発行年月:2004年05月
価格:4,180円 (消費税:380円)
ISBN978-4-13-034174-5(4-13-034174-X) C333
奥付の初版発行年月:2004年05月
内容紹介
開発と環境保全との激突をソロモン諸島,海南島,沖縄列島の地域社会からえぐりだすと,多様性のなかにも類似する特徴があらわれてきた.住民の環境に対する知識や意識のダイナミックな変貌、コンセンサス形成の困難さなどを,開発の現場である生活世界から直視し,環境問題を解決するための新たな視点を探る.
目次
序章 開発をめぐる地域社会のコンセプト(大塚柳太郎・篠原 徹・松井 健)
I部 現実をえぐりだす視点
1章 環境的正義とコンセンサス形成(大塚柳太郎)
2章 エコ・コモンズと在地リスク回避(篠原 徹)
3章 マイナー・サブシステンスと日常生活(松井 健)
II部 環境を評価する試み
4章 基本的ヒューマンニーズの充足からQOLへ(山内太郎)
5章 衛星画像分析はなにを明らかにするか(梅崎昌裕)
6章 開発と環境保全の相互連関性:マルチエージェント・モデルによる分析(中澤 港)
III部 座談——新たな視点の構築に向けて
(原洋之介・井上 真・篠原 徹・松井 健・大塚柳太郎)