イスラーム地域研究叢書
イスラーム地域の国家とナショナリズム
A5判 296ページ
価格:5,280円 (消費税:480円)
ISBN978-4-13-034185-1(4-13-034185-5) C333
奥付の初版発行年月:2005年02月
価格:5,280円 (消費税:480円)
ISBN978-4-13-034185-1(4-13-034185-5) C333
奥付の初版発行年月:2005年02月
内容紹介
共同体を形成する推進力の軸や対外抵抗運動の枠組みがナショナリズムからイスラームへと移り,いま世界で発生する紛争を解決する「鍵」をどこへ見出すか.政治的環境に応じて多様なあらわれ方をする国家とナショナリズムの動態的関係の理論的可能性を探求する.
イスラーム地域研究叢書【後期4巻 全8巻】
目次
イスラーム世界におけるナショナリズム概観(酒井啓子)
I イスラーム世界におけるナショナリズム運動史
1 近現代イラン政治の展開と宗教的/世俗的ナショナリズム(吉村慎太郎)
2 旧ソ連ムスリム地域における「民族史」の創造(宇山智彦)
3 ボスニアのムスリム・コミュニストにとっての宗教とネイション(佐原徹哉)
II 革命が準備する「ネイション」
4 革命後イランにおける「ナショナル・アイデンティティ」(松永泰行)
5 イラクにおけるナショナリズムと国家形成(酒井啓子)
6 パレスチナにおけるナショナリズムの起源と展開(臼杵 陽)
III 国民形成を巡る試み
7 英雄の復活(帯谷知可)
8 「人工国家」のナショナリズム(北澤義之)
9 現代トルコの国民統合と市民権(山口昭彦)