イスラーム地域研究叢書
イスラームの性と文化
加藤 博:編
A5判 338ページ
価格:5,280円 (消費税:480円)
ISBN978-4-13-034186-8(4-13-034186-3) C333
奥付の初版発行年月:2005年03月
価格:5,280円 (消費税:480円)
ISBN978-4-13-034186-8(4-13-034186-3) C333
奥付の初版発行年月:2005年03月
内容紹介
男と女/労働・開発/教育/移民/メディアの5つの切り口からの叙述と,国連女性問題史,関連統計の分析を通じて,イスラーム女性問題を広く社会の実態のなかに位置づける.言説の虚像を排し,背後にあるイスラーム女性の実像へ迫る.
イスラーム地域研究叢書【後期4巻 全8巻】
目次
I 男と女
1 イスラーム世界の女性——「言説」と「実態」の狭間で(加藤 博)/2 夫婦関係を盛り上げる仕組み——トルコ西黒海地方の農村の事例を中心に(中山紀子)
II 労働・開発
3 トルコの女性労働とナームス(性的名誉)規範(村上 薫)/4 マグリブ三国におけるマイクロクレジット普及の背景とその現状——「開発とジェンダー」の考察に向けて(鷹木恵子)
III 教育
5 イランの女子教育——イスラーム化の影響(桜井啓子)/6 中国ムスリムの女性教育—1980年代以後の状況を中心に(新免 康・王建新)
IV 移民
7 出稼ぎによるジェンダー関係変化——北アフリカ・チュニジア南部の事例(岩崎えり奈)/8 中東へ出稼ぎに行くフィリピンのムスリム女性——変わる「性」規範と移動する女性(石井正子)
V メディア(映画・雑誌)
9 「女子供」の映画としてのイラン映画(鈴木 均)/10 女性誌にみる「よそおい」とマレー文化の新伝統主義(奥村みさ)
付録 歴史・統計
11 国連における女性問題(平井文子)/12 中東に関するジェンダー統計・データ(泉沢久美子)