内容紹介
本書は,制度を拘束する傾向性=「総合性」という観点から現日本の自治制度に焦点をあて,2000年分権改革の成果と残された問題点を明らかにする.市町村合併や道州制といった改革課題がいかに浮上し,処理されていくか,制度に内在するメカニズムを通して分析する.2007年4月以降の第二期改革への展望を示す.
目次
序章 自治制度の傾向性
I章 2000年分権改革
II章 永遠に未完の分権改革
III章 市町村合併と道州制
IV章 大都市自治制度
V章 基礎的自治体の諸類型
VI章 特区制度
終章 自治制度研究の今後に向けて