政治空間の変容と政策革新
政治空間の変容と政策革新3 分権改革の動態
A5判 280ページ
価格:4,950円 (消費税:450円)
ISBN978-4-13-034263-6 C333
奥付の初版発行年月:2008年05月
価格:4,950円 (消費税:450円)
ISBN978-4-13-034263-6 C333
奥付の初版発行年月:2008年05月
内容紹介
日本の分権改革は,国と自治体の関係および自治体そのもののあり方を問い直している.分権改革によって何が変わり,何が変わらなかったのか.2000年前後を中心とする分権改革の展開を,自治体を取り巻く諸関係の変動の動態として構造的に捉える視座を提供する.
目次
序 章 分権改革と政策システム研究(森田 朗・田口一博・金井利之)
第I部 分権改革の進展と限界
第1章 国による「上から」の分権改革——コア・エグゼクティブの変動と「併発型」改革の展開(伊藤正次)
第2章 比較の中の国地方係争処理制度——韓国・日本における係争処理政策システムの成立(李 相鎮・島村 健)
第3章 「国と地方の協議の場」の成立と蹉跌——自治体の国政参加(金井利之)
第4章 国による「上から」の自治体統制の持続と変容——国庫補助負担金制度改革と自治体統制(谷本有美子)
第II部 分権時代の自治体の変容と持続
第5章 自治体間の横の連携(田口一博)
第6章 自治基本条例と住民自治(岩橋健定)
第7章 土地利用規制と自治体の法的主体性——アメリカ自治体との比較による一考察(寺尾美子)
第8章 分権社会の基盤としての人的資源(大矢野修)
第9章 自治体議会議員とその周辺の変動(田口一博)
終 章 分権改革の展望(田口一博・金井利之)