ユーラシア世界
ユーラシア世界5 国家と国際関係
A5判 282ページ
価格:4,950円 (消費税:450円)
ISBN978-4-13-034285-8 C3330
奥付の初版発行年月:2012年09月
価格:4,950円 (消費税:450円)
ISBN978-4-13-034285-8 C3330
奥付の初版発行年月:2012年09月
内容紹介
近代西欧の国家体制とは異なる編成原理をもつ複数の大帝国をかつて抱え,その後欧米主導の国際秩序に対する最大の挑戦者ソ連が生まれ,解体していった地域.その正負の遺産を負うこの地域の国家群が,今後の世界全体のなかでどのような位置を占めていくのか.歴史的厚みと思想的文脈をもって分析する.
目次
総論 国家と国際関係(塩川伸明)
I 冷戦後の世界
1 ソ連邦の解体過程とその後(塩川伸明)
2 グローバル・ユーラシア(岩下明裕)
3 ユーラシアの中のロシア=EU経済関係(上垣 彰)
II 変容する〈地域〉
4 国と国際が溶解する空間としてのバルト地域(小森宏美)
5 中央アジアにおける国際関係の誕生(湯浅 剛)
6 構成共和国間分業から国際分業へ(野部公一)
7 環黒海地域における跨境政治(松里公孝)
III 歴史の視座から
8 20世紀初頭の極東国際関係(橘 誠)
9 誰が冷戦の勝者なのか(デイヴィッド・ウルフ)
10 中央ヨーロッパを思い出す(篠原 琢)