戦後日本の中国政策 1950年代東アジア国際政治の文脈
A5判 336ページ
価格:6,820円 (消費税:620円)
ISBN978-4-13-036099-9(4-13-036099-X) C303
奥付の初版発行年月:2000年07月
価格:6,820円 (消費税:620円)
ISBN978-4-13-036099-9(4-13-036099-X) C303
奥付の初版発行年月:2000年07月
内容紹介
対日講和条約の成立過程から長崎国旗事件にかけて,日本は日英米共同の政策として自らの中国政策を展開した.すなわち,戦略目的としての「二つの中国」,戦略手段としての「政経分離」である.英米日中の一次資料を駆使して,東アジア国際政治史および戦後日本外交史研究に新しい知見を提供する.
目次
はじめに
第1章 中国政策の原型
第1節 対日講和と中国代表問題
第2節 英米対立と日本の対応
第3節 「吉田書簡C」と「吉田書簡D」
第2章 吉田・鳩山両内閣の中国政策の試行
第1節 大陸との関係の「余地」
第2節 「吉田構想」(日英米政治協商)
第3節 反吉田勢力の中国政策
第3章 岸内閣の中国政策の展開と挫折
第1節 「外交三原則」と中国政策
第2節 第四次日中民間貿易協定の交渉
第3節 第四次日中民間貿易協定の結末
おわりに