職務著作制度の基礎理論
A5判 296ページ
価格:7,480円 (消費税:680円)
ISBN978-4-13-036124-8(4-13-036124-4) C303
奥付の初版発行年月:2005年04月
価格:7,480円 (消費税:680円)
ISBN978-4-13-036124-8(4-13-036124-4) C303
奥付の初版発行年月:2005年04月
内容紹介
元来,個別の創作者に帰属すべきはずの著作権が,なぜ法人等に帰属するのか.デジタル著作物やネットワークに関する諸現象にも留意し,アメリカ・イギリス・ドイツの法制度との比較法的考察をふまえて,職務著作制度の理論を再構築し,新たな解釈論を展開する.
目次
序 問題の所在
第1部 創作者主義の変遷過程における位置づけ
第1章 わが国の職務著作制度
第2章 創作者主義の歴史的変容と比較法上の位置づけ
第3章 創作者主義に課せられた検討課題
第2部 著作権法上の諸法理・諸制度による解決方法とその限界
第1章 法人等への権利帰属の手法
第2章 著作者人格権の本質論とその制限
第3章 創作者主義の強行法規性の制限
第3部 職務著作制度の再構成
第1章 労働関係における権利の帰属における考慮要素
第2章 わが国著作権法改正の方向性
第3章 現行法規整の修正(立法論)
第4章 具体的要件・効果(立法論)
第4部 著作物のデジタル化・ネットワーク化と職務著作制度
第1章 コンピュータ創作物
第2章 デジタル著作物
結 結論と展望