ブラジルにおける違憲審査制の展開
A5判 336ページ
価格:10,450円 (消費税:950円)
ISBN978-4-13-036127-9(4-13-036127-9) C303
奥付の初版発行年月:2006年11月
価格:10,450円 (消費税:950円)
ISBN978-4-13-036127-9(4-13-036127-9) C303
奥付の初版発行年月:2006年11月
内容紹介
アメリカ合衆国の近くに位置するという地理的要因と,ポルトガルの植民地であったという歴史的要因により,付随的審査と抽象的審査が並存し独自の発展を遂げてきたブラジルの違憲審査制.本書は,最新の判例や学説を踏まえ,その形成過程と特質をブラジル憲法史と比較法の方法を組み合わせて分析する.
目次
序 章 ブラジル違憲審査制への接近
I 付随的審査
第1章 付随的審査の導入と定着
1 共和制下での導入
2 独裁期から現行憲法まで
第2章 付随的審査の制度
1 付随的審査の手続
2 付随的審査の対象と手法
3 判決の効力と上院の違憲法令執行停止権
4 付随的審査の運用
第3章 簡易救済制度
1 人身保護令
2 権利保障令
3 憲法規定実施保障令
II 抽象的審査
第1章 抽象的審査の導入
1 連邦干渉型違憲審査
2 一般的抽象的審査
第2章 現行憲法下の抽象的審査
1 違憲直接訴訟
2 その他の抽象的審査
3 合憲確認訴訟
終 章 ブラジル違憲審査制の分析