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大平・鈴木・中曽根政権の対韓協力を中心に新冷戦・新デタントと日本の東アジア外交

新冷戦・新デタントと日本の東アジア外交 大平・鈴木・中曽根政権の対韓協力を中心に

A5判 392ページ
価格:8,690円 (消費税:790円)
ISBN978-4-13-036286-3 C3031
奥付の初版発行年月:2023年02月 / 発売日:2023年02月下旬

内容紹介

政権ごとの違いが注目されがちであった1970年代末から80年代後半にかけての新冷戦・新デタント期における日本の東アジア政策を、日米韓の膨大な外交文書を読み込むことにより再検討し、大平・鈴木・中曽根政権における日本外交の連続性を明らかにする。

著者プロフィール

李 秉哲(イ ビョンチョル)

青山学院大学文学部史学科非常勤講師

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

序章
一 本書の問題意識
二 先行研究の検討
三 本書の趣旨と方法
四 本書の構成

第一章 前史――一九七〇年代における日本の朝鮮半島政策
一 東アジア及び朝鮮半島の安定化の追求
二 対韓国支援――韓国の安定及び南北朝鮮の均衡を求めて
三 南北朝鮮の平和共存体制の模索
四 日朝関係打開の努力――関与政策
五 小括

第二章 大平政権期――対米協調に基づく独自性の模索
一 大平政権初期の対韓国支援
二 国際情勢の急変と日本の対応
三 小括

第三章 鈴木政権期――方向性の維持と経済協力方針の確立
一 鈴木政権初期の方針
二 米韓の変化――東アジア外交の与件
三 協力の推進――成果と限界
四 小括

第四章 中曽根政権期――日本の発言力強化と朝鮮半島問題への取り組み
一 新冷戦・新デタントと中曽根外交
二 朝鮮半島と中曽根外交
三 朝鮮半島の平和構想
四 小括

終章
一 新冷戦・新デタント期における対韓支援の意図
二 一九七〇年代における朝鮮半島政策の方向性の維持
三 大平・鈴木・中曽根政権期における一貫性
四 本書の意義


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