近代日本金融史序説
A5判 600ページ
価格:8,800円 (消費税:800円)
ISBN978-4-13-040165-4(4-13-040165-3) C303
奥付の初版発行年月:1999年06月
価格:8,800円 (消費税:800円)
ISBN978-4-13-040165-4(4-13-040165-3) C303
奥付の初版発行年月:1999年06月
内容紹介
1880年代後半の企業勃興期から1900年代後半の日露戦争直後にかけての産業資本確立過程において,産業企業を支えた銀行中心の「間接金融体制」が果たしてきた重要な役割を,多様なデータを基に論証し,そのシステムの形成過程,機能,実態を克明に描く.
目次
序章 課題と方法
第I部 近代的金融機関の整備
第1章 幕末維新期の外国銀行
第2章 銀行創設前後の三井組
第3章 日本銀行信用の意義
第4章 横浜正金銀行の貿易金融
第5章 地方銀行の成立過程——地方銀行と都市銀行の分化
第6章 百三十銀行と松本重太郎
第II部 産業金融の史的展開
第7章 幕末維新期の山城茶業
第8章 横浜生糸売込問屋の前貸金融
第9章 阪神金融市場と紡績手形
第10章 近江鉄道の建設と金融
第III部 資本市場と資本輸出
第11章 株式会社の発展と株主層
第12章 資産家層の形成と資本輸出
終章 結論と展望