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社会的共通資本の視点から金融システムの経済学

Economic Affairs
金融システムの経済学 社会的共通資本の視点から

A5判 336ページ
価格:4,400円 (消費税:400円)
ISBN978-4-13-040174-6(4-13-040174-2) C303
奥付の初版発行年月:2000年11月

内容紹介

市場メカニズムが有効に機能するために必要不可欠な金融システムの安定的かつ効率的運営およびその管理はどのようになされるべきなのか.日本のみならず,欧米やアジアにおける金融危機の経験,問題点を検討し,望ましいシステム管理のあり方やその方向性を探る.


目次

プロローグ 社会的共通資本と金融制度(宇沢弘文)
第I部 日本の金融システム危機と銀行管理のあり方
 1章 日本の金融危機から何を学ぶか(堀内昭義・花崎正晴)
 2章 金融システムの脆弱性と天下り(清水克俊・堀内昭義)
 3章 銀行に監視能力は存在したか?(大瀧雅之)
 4章 自己資本比率規制と不良債権の銀行貸出への影響(佐々木百合)
第II部 欧米における経験
 5章 アメリカの預金保険制度と銀行破綻(高木仁)
 6章 国際的な金融規制・監督政策の展開(打込茂子)
 7章 投機と通貨防衛(渡辺修士)
第III部 東アジアの金融問題
 8章 アジア通貨危機とIMFの対応(小川英治)
 9章 市場経済移行国における金融と資源配分の問題(櫻井宏二郎)


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