市場化とアメリカのインパクト 戦後日本経済社会の分析視角
A5判 280ページ
価格:4,620円 (消費税:420円)
ISBN978-4-13-040179-1(4-13-040179-3) C303
奥付の初版発行年月:2001年05月
価格:4,620円 (消費税:420円)
ISBN978-4-13-040179-1(4-13-040179-3) C303
奥付の初版発行年月:2001年05月
内容紹介
本書は,アメリカを基軸としたパクス・アメリカーナの編成の下で,それに強く規定された戦後日本の経済社会のあり様を歴史的な文脈のなかで実証的に分析し,「市場化」や「民主化」といった構造的特質をもつアメリカ型経済社会システムがどのように浸透してきたのかを検証する.
目次
序 章 戦後日本の経済社会を分析するための視角設定(渋谷博史・丸山真人)
第1章 パクス・アメリカーナの新段階(R・ボワイエ)
第2章 高度成長の国際環境と日本型経済システム(伊藤修)
第3章 戦後証券改革と企業の資金調達(小林和子)
第4章 戦後日本の税制と会計の交渉過程
:シャウプ勧告および大蔵省の視点から(関口智)
第5章 収斂の限界
:戦後日米の金属機械産業における労使関係の比較(C・ウェザーズ)
第6章 農業と食料へのアメリカのインパクト(矢坂雅充)
第7章 戦後日本型システムの転換:バブル崩壊と金融行政(斉藤美彦)
第8章 日本とアメリカにおける訴訟と社会紛争
:HIV汚染血液をめぐって(E・A・フェルドマン)
第8章補論 資本の論理と人間社会:薬害エイズをめぐって(仲尾唯治・櫻井潤)