取引制度の経済史
岡崎 哲二:編
A5判 392ページ
価格:6,160円 (消費税:560円)
ISBN978-4-13-040182-1(4-13-040182-3) C303
奥付の初版発行年月:2001年09月
価格:6,160円 (消費税:560円)
ISBN978-4-13-040182-1(4-13-040182-3) C303
奥付の初版発行年月:2001年09月
内容紹介
日本およびアジアの歴史上に見られた様々な「取引統治」の仕組みを素材に,近年とみに発展している「制度の経済学」の視点から経済史の見直しを試みる,意欲的な論集.市場経済を支える制度的な枠組みに関する経済分析への新たな方法を具体的に提示する.
目次
序章 経済史研究における制度(岡崎哲二・中林真幸)
第I部 近代以前の商取引
1章 近世日本の経済発展と株仲間(岡崎哲二)
2章 幕末維新期開港場における内外商の取引関係(ユキ・A・ホンジョー)
3章 19世紀中国の対外取引と買弁制度(王 頴琳)
第II部 労働市場の形成
4章 製糸工女取引の公的統治と私的統治(中林真幸)
5章 等級賃金制度と工女登録制度(神林 龍)
6章 労働者の契約不履行と移民法(野村親義)
第III部 生産組織の展開
7章 戦前日本石油産業における生産システム(内藤隆夫)
8章 下請取引関係における系列の形成と展開(加賀見一彰)