金融危機の経済分析
A5判 296ページ
価格:5,060円 (消費税:460円)
ISBN978-4-13-040192-0(4-13-040192-0) C303
奥付の初版発行年月:2002年06月
価格:5,060円 (消費税:460円)
ISBN978-4-13-040192-0(4-13-040192-0) C303
奥付の初版発行年月:2002年06月
内容紹介
資金過剰な銀行システムが経済的弊害をもたらすメカニズムに焦点をあて,過大な銀行部門が,日本において1980年代にバブルを生み出し,90年代には不良債権問題の長期化を下支えしてきた実態とその要因を,新しいマクロ経済理論分析から解明.
目次
第I部 資産価格と金融危機
第1章 資産価格の暴落と金融危機
第2章 不動産貸出ブームと金融危機
第II部 新しい金融仲介理論の展開
第3章 不完全資本市場と金融仲介理論
第4章 リスク分散不能なマクロショックと銀行の資本構成
第III部 不良債権問題とオーバーバンキング
第5章 BIS規制,会計制度,「追い貸し」
第6章 不良債権問題の一般均衡アプローチ
第7章 過大な銀行部門と経済成長の鈍化
第IV部 金融システムと経済成長
第8章 土地担保融資と経済成長
第9章 金融システムの選択と経済成長
第V部 国際資本移動と経済発展
第10章 資本市場開放のタイミングと経済発展
第11章 金融システムの効率性と国際資本移動
終 章 新たな金融システムの構築にむけて