新しい金融論 信用と情報の経済学
菊判 376ページ
価格:3,520円 (消費税:320円)
ISBN978-4-13-040209-5(4-13-040209-9) C303
奥付の初版発行年月:2003年10月
価格:3,520円 (消費税:320円)
ISBN978-4-13-040209-5(4-13-040209-9) C303
奥付の初版発行年月:2003年10月
内容紹介
〈現実〉を突き動かす革新的経済理論——2001年ノーベル経済学賞に輝いたスティグリッツの「情報の経済学」における先駆的業績を核とし,「信用」(credit)をキーワードに構築される金融理論の新パラダイム.その理論は,豊富な実務経験と現実問題への批判的精神から導きだされ,金融危機などの困難に直面したとき,より一層鋭さを増す.原著は,Towards a New Paradigm in Monetary Economics,Cambridge University Press, 2003.
目次
第I部 新しいパラダイムの原理
1 現在の金融論についての考察
2 金融はどこが違うのか
3 完全競争の下での銀行業システム
4 競争が制限された銀行業(つまり,今日の銀行システム)
5 市場均衡
6 コーン経済から貨幣経済へ
7 信用の一般均衡理論に向けて
第II部 新しいパラダイムの適用
8 金融政策
9 規制政策と新しいパラダイム
10 金融市場の自由化
11 銀行業部門の再構築
12 地域の景気下降と発展,そして金融政策
13 東アジア危機
14 1991年のアメリカの景気後退とその後の回復
15 ニュー・パラダイムとニュー・エコノミー
16 結び
文献/索引