日本の所得分配 格差拡大と政策の役割
A5判 256ページ
価格:4,180円 (消費税:380円)
ISBN978-4-13-040228-6(4-13-040228-5) C303
奥付の初版発行年月:2006年11月
価格:4,180円 (消費税:380円)
ISBN978-4-13-040228-6(4-13-040228-5) C303
奥付の初版発行年月:2006年11月
内容紹介
拡大する所得格差に対し政策はいかに対応できるのだろうか? 社会保障制度や税制といった再分配政策の機能と限界を明らかにするとともに,世帯構成の変化が所得分配に与える影響を分析することで,制度改革の方向性を描き出す.
目次
序 章 本書のねらいとメッセージ
第I部 日本の所得分配の現状
第1章 所得格差の推移と再分配政策の効果——「所得再分配調査」からみた1980−90年代の日本(小塩隆士)
第2章 国際的にみた日本の所得分配(府川哲夫)
第II部 再分配政策の論点
第3章 社会保障・税制と生涯所得の世代内再分配(小塩隆士)
第4章 税制を通じた所得再分配——所得控除にかわる税額控除の活躍(田近栄治・八塩裕之)
第5章 貧困の現状とその要因——1980−2000年代の貧困率上昇の要因分析(阿部 彩)
第III部 家族・世帯と所得分配
第6章 世帯の変化と所得分配——1987−2002年「所得再分配調査」を用いて(府川哲夫)
第7章 家族構造変化と所得格差——マイクロ・シミュレーションによる将来推計(稲垣誠一)
第8章 妻の所得が世帯所得に及ぼす影響(安部由起子・大石亜希子)
第9章 夫婦の学歴と妻の就業——家計所得への影響(安部由起子)