政府の大きさと社会保障制度 国民の受益・負担からみた分析と提言
橘木 俊詔:編
A5判 256ページ
価格:4,180円 (消費税:380円)
ISBN978-4-13-040232-3 C303
奥付の初版発行年月:2007年06月
価格:4,180円 (消費税:380円)
ISBN978-4-13-040232-3 C303
奥付の初版発行年月:2007年06月
内容紹介
少子高齢化時代を迎えた日本では,「大きな政府」に否定的な声が強い一方で,国民の多くは年金や医療・介護など公的な社会保障制度の充実を望んでいる.どうすればこの「矛盾」を解決し,将来も安心できる制度改革が実現できるのか.経済学の精緻な計量モデル分析によってその方策を提言する.
目次
序章:国民の倫理的志向と政府の大きさに対する考え方(橘木俊詔)
1章:国民の受益・負担と政府の大きさ——アンケート調査の結果と計量分析(橘木俊詔ほか)
2章:少子高齢化と国民負担率(岡本章)
3章:望ましい財源調達手段(橘木俊詔ほか)
4章:基礎年金・最低保障年金の分析——スウェーデン方式との比較・検証(1)(岡本章ほか)
5章:所得比例型年金の是非——スウェーデン方式との比較・検証(2)(宮里尚三)
6章:公共支出と公的年金の世代間厚生比較(川出真清)
7章:家計行動と公共政策の効果——構造パラメータの検証と推定(畑農鋭矢ほか)
終章:国民の受益・厚生と「大きな政府」の意味(橘木俊詔)
巻末資料:公共支出と最適負担に関する意識調査/アンケート概要と調査票