目次

序　章　本書の構成と概要
第１部　景気指標をめぐる新展開
第１章　景気基準日付の再検証——Real-timeデータに基づく推計（小巻泰之）
第２章　刈り込み処理と景気動向指数——「刈り込みＤＩ」を用いた外れ値の把握（外木好美）
第３章　ＧＤＰギャップの月次化と景気判断——バンドパスフィルターによる計測（山澤成康）
第４章　企業の景況判断と決定要因（原田信行）
第５章　都道府県別ＣＩと全国の景気——ＣＰＢＩによる分析（小野寺敬・浅子和美・田中晋矢）
総括コメント（猿山純夫・坪内　浩）
第２部　予測形成と景気分析
第６章　債券投資家の予測形成要因——ＱＵＩＣＫ債券月次調査からみえるもの（平田英明・蓮見　亮）
第７章　ボラティリティの景気予測力——バリアンス・リスクプレミアムの検証から（大屋幸輔）
第８章　インフレ期待の異質性——区間データを用いたCarlson-Parkin法の拡張（村澤康友）
第９章　ゼロ金利制約下における日本経済——流動性制約家計を含むニューケインジアンDSGEモデル（矢野浩一・飯田泰之・和合　肇）
第10章　量的緩和——レジーム・スイッチＶＡＲからみた２つの政策効果（飯星博邦・梅田雅信・脇田　成）
総括コメント（大瀧雅之・竹田陽介）
第３部　日本と世界の景気分析
第11章　戦後14番目の景気循環の特徴——「いざなぎ超え」「百年に一度の不況」の意味（飯塚信夫）
第12章　二つの金融危機とわが国の企業破綻（福田慎一・粕谷宗久・赤司健太郎）
第13章　ユーロ圏の産業構造の変化と景気循環への影響（竹内文英）
第14章　米金融危機と景気循環——家計のバランスシート調整の影響（荒井信幸）
第15章　日本と韓国の生産性格差と無形資産の役割（宮川　努・滝澤美帆）
総括コメント（徳井丞次・加藤久和）