日本の社会保障システム 理念とデザイン
価格:2,750円 (消費税:250円)
ISBN978-4-13-042147-8 C3033
奥付の初版発行年月:2017年09月 / 発売日:2017年09月中旬
日本の社会保障システムの理念,制度のあり方,将来の課題等をコンパクトに解説するテキスト.年金,医療保険,介護保険,社会福祉など,どれをとっても国民生活に身近な仕組みを丁寧に説明し,財政との関係も含め,日本の社会保障システムの全体像を明確につかむ.
木下 武徳(キノシタ タケノリ)
立教大学コミュニティ福祉学部教授
吉田 健三(ヨシダ ケンゾウ)
青山学院大学経済学部准教授
加藤 美穂子(カトウ ミホコ)
香川大学経済学部教授
上記内容は本書刊行時のものです。
目次
まえがき(吉田健三・木下武徳・加藤美穂子)
第1章 日本の社会保障システムの理念(渋谷博史)
1 日本の社会保障システムの理念
2 社会保障システムの経済基盤:市場経済と福祉国家
3 分立的な制度デザインと財政構造
4 本書の構成
第2章 年金システム——市場経済と労使関係を基盤として(吉田健三)
1 年金システムの意義と役割
2 日本における公的年金の形成史
3 日本の年金システムの仕組み:分立的制度と財政調整
4 公的年金の2つの課題
第3章 医療保障システム(中浜 隆)
1 医療保障システムとは
2 経済成長と皆保険システム
3 分立的な制度設計と財政調整
4 医療保険の社会的意味
5 無保険者とグローバル化
第4章 介護保険と高齢者福祉——財政調整と財政資金の投入(加藤美穂子)
1 介護保険の理念
2 高齢化と介護ニーズの高まり:歴史と社会状況
3 介護保険の仕組み
4 財政構造
5 介護保険システムの調節——予防重視と地域化と持続可能性
第5章 社会福祉システム(木下武徳・渋谷博史)
1 社会福祉の意義
2 社会福祉の3つの画期
3 生活保護制度
4 障害者福祉と児童福祉——八王子市の施策の体系を例に
終 章 21世紀の福祉国家のグローバル展開(渋谷博史)
THE SOCIAL SECURITY SYSTEM IN JAPAN
Principles and Design
Takenori KINOSHITA, Kenzo YOSHIDA and Mihoko KATO, Editors