ドイツ資本主義とエネルギー産業 工業化過程における石炭業・電力業
A5判 288ページ
価格:8,580円 (消費税:780円)
ISBN978-4-13-046078-1(4-13-046078-1) C303
奥付の初版発行年月:2003年12月
価格:8,580円 (消費税:780円)
ISBN978-4-13-046078-1(4-13-046078-1) C303
奥付の初版発行年月:2003年12月
内容紹介
近代ドイツ経済の工業化過程における石炭業・電力業を,より広い国民経済的な連関のなかで「エネルギー産業」として捉え直し,自由な資本主義システムと国家介入のあり方を構造的に分析することで,経済における公的領域と私的領域の関係を追究する.
目次
序章 エネルギー産業としての石炭業・電力業
第I部 石炭業の展開と市場構造——ライン・ヴェストファーレン石炭シンジケートと諸資本
第1章 19世紀末以降の石炭市場をめぐる諸問題
第2章 石炭シンジケートの成立と商業資本
第3章 工業資本家による石炭シンジケート批判
第4章 石炭シンジケートをめぐる論争と思想
第5章 1919—1920年の石炭共同経済と工業資本家
第II部 電力業の展開と蓄積構造——ライン・ヴェストファーレン電力株式会社と諸都市
第6章 電力業の発展と両大戦間期の位置づけ
第7章 ライン・ヴェストファーレン電力株式会社の発展
第8章 都市電力事業の展開
終章 エネルギー産業分析の方向性——国家介入をめぐる論点を中心に