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入会林野の変容と現代的意義

入会林野の変容と現代的意義

A5判 272ページ
価格:5,060円 (消費税:460円)
ISBN978-4-13-046104-7 C3033
奥付の初版発行年月:2011年02月

内容紹介

共有資源管理の重要性が高まる中で,コモンズ論は経済学・政治学をこえた学際領域として発展をとげている.本書は,コモンズの代表例の日本の入会林野を対象とし,所有形態の変化や森林の公益機能へのニーズを背景に,入会林野の変容と課題を明らかにしていく.


目次

第1章 入会林野をめぐる状況
1 はじめに/2 様々な所有形態をとる入会林野/3 入会林野が持つ現代的意義/4 先行研究の検討/5 課題と分析視角
第2章 入会林野政策の変遷と入会林野の存在状況
1 入会林野に対する政策の変遷/2 全国と長野県における各所有形態の入会林野の存在状況
第3章 所有制度分析
1 財産区/2 生産森林組合/3 認可地縁団体/4 公益法人(社団法人・財団法人)/5 会社(株式会社)
第4章 認可地縁団体制度と所有形態の変更
1 背景と課題/2 制度活用のメリットとデメリット/3 事例に見る認可地縁団体制度への対応/4 長野県北信地方における認可地縁団体の広がり/5 その他の主体における認可地縁団体制度への対応/6 考察
第5章 混住化・過疎化地域における入会集団の動態
1 背景と課題/2 入会慣習と各所有形態における構成原理/3 事例分析/4 考察
第6章 研究の総括


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