砂糖の帝国 日本植民地とアジア市場
平井 健介:著
A5判 280ページ
価格:5,280円 (消費税:480円)
ISBN978-4-13-046123-8 C3033
奥付の初版発行年月:2017年09月 / 発売日:2017年09月下旬
価格:5,280円 (消費税:480円)
ISBN978-4-13-046123-8 C3033
奥付の初版発行年月:2017年09月 / 発売日:2017年09月下旬
内容紹介
製糖業を帝国全体に勃興した総合的な産業としてとらえ,肥料や加工に必要なエネルギー,包装材といった資材など複合的な視点から,躍動的なネットワークと市場構造を明らかにする.世界との関係性のなかで日本植民地をとらえるアジア近代経済史.
著者プロフィール
平井 健介(ヒライ ケンスケ)
甲南大学経済学部准教授
上記内容は本書刊行時のものです。
目次
序 章 「砂糖の帝国」とアジア
第I部 東アジアの砂糖市場と植民地糖業
第1章 ジャワ糖問題の登場と抑制——帝国内砂糖貿易の形成
第2章 ジャワ糖問題の発生——東アジア間砂糖貿易の再興
第3章 過剰糖問題の時代——帝国内砂糖貿易における相剋
第4章 過剰糖問題の国際環境——東アジア間貿易における二つの「日蘭会商」
第II部 台湾糖業の資材調達と帝国依存
第5章 栽培技術の向上と「肥料革命」
第6章 製糖技術の向上とエネルギー調達の危機
第7章 砂糖の増産と包装袋変更問題
終 章 日本植民地の国際的契機
Empire of Sugar: External Forces of Change in the Economy of Japanese Colonies
Kensuke HIRAI