現代演劇のフィールドワーク 芸術生産の文化社会学
A5判 512ページ
価格:5,720円 (消費税:520円)
ISBN978-4-13-050143-9(4-13-050143-7) C303
奥付の初版発行年月:1999年07月
価格:5,720円 (消費税:520円)
ISBN978-4-13-050143-9(4-13-050143-7) C303
奥付の初版発行年月:1999年07月
内容紹介
〈芸術はビジネスになりうるか?〉〈パトロン付きの芸術家に真に自由な表現は可能か?〉演劇がつくられるさまざまな「現場」における丹念なフィールドワークを通して,近代芸術成立いらいの難問に挑んだ野心作.斬新な視点と手法で文化社会学の新境地を切り開く.
目次
序章 芸術と社会の不幸な出会い
I部 小劇場ブームから文化行政ブームへ
1章 サクセス・ストーリーのてんまつ——ビジネス化の可能性と限界
2章 新たな物語のはじまり——被助成化の可能性と限界
II部 演劇界の誕生・演劇人の誕生
3章 演劇界の誕生——業界化
4章 劇団制のゆらぎとオルタナティブの模索——多様化
5章 演劇人の誕生——プロ化
III部 文化産業システムの可能性
6章 結論——制度化と独創性のディレンマを越えて