外国人の子どもと日本の教育 不就学問題と多文化共生の課題
A5判 272ページ
価格:4,180円 (消費税:380円)
ISBN978-4-13-050162-0(4-13-050162-3) C303
奥付の初版発行年月:2005年06月
価格:4,180円 (消費税:380円)
ISBN978-4-13-050162-0(4-13-050162-3) C303
奥付の初版発行年月:2005年06月
内容紹介
学校に行かない外国人の子どもたちが増えている.学習の機会を剥奪されてしまう,あるいは学校で文化の壁に直面する子どもたちの現実.ニューカマー外国人の置かれている状況や日本の学校制度の問題,支援のあり方などを分析しながら,より多文化に開かれた教育の姿を探る.
目次
序章 外国人の子どもと日本の学校(宮島喬・太田晴雄)
I 不就学と子どもたちの教育環境
1章 学校に通わない子どもたち(太田晴雄・坪谷美欧子)
2章 学校教育システムにおける受容と排除(宮島喬)
3章 日本的モノカルチュラリズムと学習困難(太田晴雄)
4章 家族は子どもの教育にどうかかわるか(イシカワ エウニセ アケミ)
5章 日本の学校とエスニック学校(山脇千賀子)
II 外国人の子どもの生活世界と学校
6章 「不登校」「不就学」の意味世界(竹ノ下弘久)
7章 「中国帰国者」の子どもの生きる世界(小林宏美)
8章 子どもたちの教育におけるモデルの不在(田房由起子)
9章 揺らぐ母子関係のなかで(西口里紗)
III 学習サポートと多文化の学校教育に向けて
10章 地域で学習をサポートする(坪谷美欧子)
11章 多文化に開かれた教育に向けて(佐久間孝正)