モビリティと場所 21世紀都市空間の転回
吉原 直樹:著
A5判 312ページ
価格:5,940円 (消費税:540円)
ISBN978-4-13-050173-6 C303
奥付の初版発行年月:2008年10月
価格:5,940円 (消費税:540円)
ISBN978-4-13-050173-6 C303
奥付の初版発行年月:2008年10月
内容紹介
モダン社会の枠組みを越えてグローバル化するヒト,モノ,カネの移動(モビリティ)は,真に開かれた市民社会の到来を可能にするのか.流動化し,液状化するポストモダンのフロー社会に,人々の拠って立つべき「場所」とは? アジアのメガシティの実証分析を介して,21世紀都市空間の転回を再審する.
目次
序章 いまなぜ「モビリティと場所」なのか
I モビリティのなかの都市空間と場所
1章 モダニティの両義性とグローバル化
2章 領域と流動体の間——グローバル化のメタファーをめぐって
3章 「社会を越える都市」とポストモダニゼーション
4章 「グローバルな市民社会」と場所のナラティヴ
5章 ローカル・ガヴァナンスと「開かれた都市空間」
II アジア・メガシティにおける都市空間の転回
6章 都市のアジア——ジャカルタを事例として
7章 ゲーテッドコミュニティとスラム
8章 バリにおけるムスリム
9章 バリと日本人
10章 ポスト・グローバルシティの座標軸——現代アジア都市空間の転回の位相
終章 場所を問い込む