多文化共生の社会への条件 日本とヨーロッパ,移民政策を問いなおす
宮島 喬:著
四六判 368ページ
価格:3,850円 (消費税:350円)
ISBN978-4-13-050202-3 C3036
奥付の初版発行年月:2021年02月 / 発売日:2021年02月下旬
価格:3,850円 (消費税:350円)
ISBN978-4-13-050202-3 C3036
奥付の初版発行年月:2021年02月 / 発売日:2021年02月下旬
内容紹介
1990年施行の入管法改正から約30年.国内の外国人人口は急増し,職場で,地域社会で,学校で,外国人のいる風景は当たり前のものになっている.望ましい共生のあり方とは何か,長年研究を牽引してきた第一人者が論じる,日本社会の変容の歴史と現在,そして未来の可能性.
著者プロフィール
宮島 喬(ミヤジマ タカシ)
お茶の水女子大学名誉教授
上記内容は本書刊行時のものです。
目次
序章 現代イミグレーション政策を問う
1章 日本はどのような外国人労働者受入れ国になったのか
――イミグレーションの「一九九〇年レジーム」を問う
2章 日本のイミグレーション政策にみるナショナリズムと血統重視
――外国人労働者の受入れの若干の側面
3章 外国人/移民の社会的統合に向けて
――地域社会における参加と共生
4章 移民第二世代の就学にみる社会的統合と排除
――かれらの高校進学をめぐって
5章 教育と言語をめぐる問題についての覚書
――外国人第二世代の子どもをどう支援するか
6章 国籍による包摂と排除
――日本とフランスにおける移民と国籍
7章 ヨーロッパにみる移民の「統合」政策の含意
――包摂か排除か
8章 移民における失業、貧困、排外の政治
――フランスの問題状況を中心に
9章 移民問題の政治化
――フランスの2015・16年危機とナショナル・ポピュリスト政治
補論 移民・移民第二世代のプロフィール――TeO調査から
10章 多文化共生を考える――共に生きられる社会とは