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学校と社会をつなぎ直す教育にこだわるということ

教育にこだわるということ 学校と社会をつなぎ直す

A5判 256ページ
価格:4,950円 (消費税:450円)
ISBN978-4-13-051361-6 C3037
奥付の初版発行年月:2021年11月 / 発売日:2021年11月下旬

内容紹介

「社会のニーズに応えることは大切である。しかし社会が学校に過度に従順を求めるとき、教育(学)の側に頑固にこだわることで抵抗することも必要である」(訳者解説より)。かけがえのない存在が、他者とともに、世界へとあらわれる回路への「こだわり」、その意味と根拠を注目の思想家が示す最新刊。

著者プロフィール

ガート ビースタ(ガート ビースタ)

アイルランド・メイヌース大学教授ほか

上野 正道(ウエノ マサミチ)

上智大学総合人間科学部教授

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

日本の読者へ

序章 抵抗する義務
1章 応答か、責任ある応答か――グローバル・ネットワーク社会のための民主的教育
2章 ビルドゥングはどのくらい一般的になりうるのか――近代の教育理念の未来についての反省的見解
3章 世界に精通するようになること――レトリックのカリキュラムを教育的観点から検討する
4章 クリティカル・シンキングと批判についての問い――脱構築からのいくつかのレッスン
5章 哲学、さらされること、子どもたち――教育における道具主義化にどう抵抗するか
6章 ためらいのない教育はない――教育関係の限界を探る
7章 トランスクルージョン――民主主義と民主化の議論における包摂と排除の緊張の克服
8章 教育と民主主義を再訪する――デューイにおける民主主義の不足
9章 教育学を公共的なものにする――公共への教育か、公共の教育か、あるいは公共性のための教育か
終章 過去を振り返ることと未来を展望すること

訳者解説(上野正道)


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