災禍の時代の社会学 コロナ・パンデミックと民主主義
四六判 288ページ
価格:2,860円 (消費税:260円)
ISBN978-4-13-053034-7 C1036
奥付の初版発行年月:2023年07月 / 発売日:2023年07月上旬
価格:2,860円 (消費税:260円)
ISBN978-4-13-053034-7 C1036
奥付の初版発行年月:2023年07月 / 発売日:2023年07月上旬
内容紹介
コロナ・パンデミックをはじめとする災禍の時代。露わになる格差の拡大、社会の分断、民主主義の危機などに、私たちはどのように立ち向かうのか。社会学理論の知見やデータをもとに、第一線の社会学者たちが未来へ向けて発信する市民へのメッセージ。
著者プロフィール
遠藤 薫(エンドウ カオル)
学習院大学名誉教授
山田 真茂留(ヤマダ マモル)
早稲田大学文学学術院教授
有田 伸(アリタ シン)
東京大学社会科学研究所教授
筒井 淳也(ツツイ ジュンヤ)
立命館大学産業社会学部教授
上記内容は本書刊行時のものです。
目次
まえがき
I 災禍が拡大した格差と孤立
1.コロナ・パンデミックと雇用格差(有田 伸)
2.コロナ・パンデミックとジェンダー格差(筒井淳也)
3.コロナ・パンデミックと教育政策(中村高康)
4.コロナ・パンデミックと住宅問題(村上あかね)
5.コロナ・パンデミックと日本の自殺(江頭大蔵)
Ⅱ 民主主義社会のゆらぎと危機
6.コロナ禍は民主主義国への評価を低下させたか(園田茂人)
7.新しい介入主義に市民社会はどう対峙するか(町村敬志)
8.危機に瀕する民主主義:ヴァイマル共和国の歴史から考える(友枝敏雄)
9.民主主義の二つのかたちと日本の選択:小論文教育から考える価値観と市民像(渡邉雅子)
10.社会のゆらぎと社会理論のゆくえ(山田真茂留)
11.文化戦争と文系学問の危機(盛山和夫)
Ⅲ 未来をどのように創るか
12.〈生〉を包摂する社会へ:ケアとジェンダーの視点から(落合恵美子)
13.モビリティーズと〈共〉の社会理論(吉原直樹)
14.持続可能な民主主義へ向けて(今田高俊)
15.ウィズコロナ、ウィズAI時代の民主主義と社会学5.0の誕生(佐藤嘉倫)
16.災禍の時代を超えて:孤立から語り合う世界へ(遠藤 薫)
あとがき