後発福祉国家論 比較のなかの韓国と東アジア
金 成垣:著
A5判 264ページ
価格:5,280円 (消費税:480円)
ISBN978-4-13-056066-5 C303
奥付の初版発行年月:2008年11月
価格:5,280円 (消費税:480円)
ISBN978-4-13-056066-5 C303
奥付の初版発行年月:2008年11月
内容紹介
韓国や日本を含む東アジア諸国は,欧米諸国に比して「後発福祉国家」である.その「遅れ」はどのような意味をもち,また福祉国家の現実にどのような影響を与えてきたのであろうか.主に韓国の事例を検討しながら,東アジアにおける福祉国家論に比較分析の新たな視座を提供する.
目次
序章 韓国の経験からの問い
I 福祉国家論のなかの韓国と東アジア
1章 韓国福祉国家性格論争/2章 比較福祉国家論のなかの東アジア
II 「遅れてきた福祉国家」としての韓国
3章 「遅滞」の局面——「前‐福祉国家」の時代/4章 経済危機と政権交代——「遅れてきた福祉国家」の形成過程/5章 「後発」の局面——「遅れてきた福祉国家」の再編圧力
III 比較のなかの「遅れてきた福祉国家」とその未来
6章 後発福祉国家論/7章 「遅れてきた福祉国家」のゆくえ
終章 後発福祉国家論の社会学的課題