ソーシャルメディアと公共性 リスク社会のソーシャル・キャピタル
遠藤 薫:編
A5判 272ページ
価格:4,840円 (消費税:440円)
ISBN978-4-13-056113-6 C3036
奥付の初版発行年月:2018年01月 / 発売日:2018年01月下旬
価格:4,840円 (消費税:440円)
ISBN978-4-13-056113-6 C3036
奥付の初版発行年月:2018年01月 / 発売日:2018年01月下旬
内容紹介
大震災・原発事故やテロリズムなど様々な社会的リスクへの対応が求められる今日,一方でSNSなどのソーシャルメディアが日常のリアリティを変えつつある.世界秩序を揺るがす脱真実の時代がくるのか,新たな公共性と社会関係資本の構築は可能か.第一線の研究者たちが課題に挑む.
著者プロフィール
遠藤 薫(エンドウ カオル)
学習院大学法学部教授
上記内容は本書刊行時のものです。
目次
序章 間メディア社会における「公共性」と「社会関係資本」——問題の所在と分析の方法論(遠藤 薫)
1章 間メディア社会におけるポスト・トゥルース政治と社会関係資本(遠藤 薫)
2章 間メディア環境における公共性——ネット住民は公共性の夢を見るか?(佐藤嘉倫)
3章 ソーシャルメディアにおける公共圏の成立可能性——公共圏の関係論的定式化の提唱とTwitter政治場の経験的分析(瀧川裕貴)
4章 信頼の革新,間メディア・クラック,およびリアルな共同の萌芽(与謝野有紀)
5章 なぜ,日本人は市場原理を支持するのか——社会関係資本が帰結するものの功罪(数土直紀)
6章 三つ巴の「正義」——トランプ現象にみる反−新自由主義のゆくえ(遠藤 薫)
7章 「ポリティカル・ヒーロー」を演じる——トランプのプロレス的〈公正〉(遠藤 薫)
8章 ポスト・トゥルース時代のフェイクニュース(遠藤 薫)
9章 農村地域における学際的参加型研究プロジェクトの試み——「らくらく農法」の事例から(帯谷博明・水垣源太郎)
終章 あとがき(遠藤 薫)
Social Media and Publicness: Social Capital in Risk Society
Kaoru ENDO, Editor