嗜好品の社会学 統計とインタビューからのアプローチ
小林 盾:編
A5判 242ページ
価格:3,960円 (消費税:360円)
ISBN978-4-13-056121-1 C3036
奥付の初版発行年月:2020年12月 / 発売日:2020年12月上旬
価格:3,960円 (消費税:360円)
ISBN978-4-13-056121-1 C3036
奥付の初版発行年月:2020年12月 / 発売日:2020年12月上旬
内容紹介
特定の栄養が摂取できるものではない嗜好品を,人びとはなぜ好むのであろうか.コーヒー,茶,スイーツ,酒,たばこといった嗜好品が,社会のなかでどのような役割をはたしているのかを,量的データと質的データをもとにした「混合研究」の手法を用いて解明する.
著者プロフィール
小林 盾(コバヤシ ジュン)
成蹊大学文学部教授
上記内容は本書刊行時のものです。
目次
序 章 嗜好品の社会学の理論と方法(小林 盾)
第1部 嗜好品の規定メカニズム
1章 アンバランスによる世界の再魔術化――日本人の嗜好品摂取(小林 盾)
2章 嗜好品への文化的オムニボア仮説の適用――嗜好品と社会階層(橋爪裕人)
3章 脱文化的卓越――嗜好品とジェンダー,自己(今田高俊)
4章 主婦規範と女性のネットワーク――嗜好品としてのサプリメント(谷本奈穂)
コラム1 嗜好品という言葉の誕生(團 康晃)
第2部 嗜好品の社会的役割
5章 こだわりが結ぶサポートネットワーク――嗜好品とソーシャルキャピタル(大﨑裕子)
6章 必要ないものの必要性――嗜好品からみる近代社会(赤堀三郎)
7章 多様化と個性化,オーダーメイドの案内人――嗜好品とウェルビーイング(金井雅之)
8章 スイーツの力,思い出の月命日――嗜好品と豊かさ(小林 盾)
コラム2 嗜好品に関する心理学研究の潮流(横光健吾)
The Sociology of SHIKOHIN:
Statistical and Interview Approaches
Jun KOBAYASHI, Editor