戦前期女子高等教育の量的拡大過程 政府・生徒・学校のダイナミクス
A5判 272ページ
価格:7,480円 (消費税:680円)
ISBN978-4-13-056204-1(4-13-056204-5) C303
奥付の初版発行年月:2002年01月
価格:7,480円 (消費税:680円)
ISBN978-4-13-056204-1(4-13-056204-5) C303
奥付の初版発行年月:2002年01月
内容紹介
日本の近代化過程におけるわが国の女子高等教育の量的拡大期,具体的には第一次世界大戦期から昭和初期に焦点をあて,その拡大のメカニズムを明らかにする.戦前期の女子高等教育が,この時期に,なぜどのような過程を経て急激に拡大し始めたのかを,体系的,実証的な資料を駆使して分析したものである.第43回東京大学出版会刊行助成図書
目次
序章 課題と方法
第1章 政府——女子高等教育政策
1第一次世界大戦前後の高等教育政策
2職業資格試験制度と専門学校
3女子高等教育政策
4まとめ
第2章 生徒——進学の選択
1進学の目的
2新中間層の女子高等教育要求
3「女学校教師」になるということ
4進学インセンティブの構造
5受容された価値としての高等教育
6まとめ
第3章 女子専門学校——組織の確立と拡大
1女子専門学校の組織化
2拡大の助走
3拡大の始動
4人材供給機関としての女子専門学校
5まとめ
終章 女子高等教育のレジティマシーの構造
1「政府」「生徒」「教育機関」3つの主体
2拡大のダイナミクス
3レジティマシーの確立と市場化のプロセス
4まとめ
5今後の課題