各種学校の歴史的研究 明治東京・私立学校の原風景
土方 苑子:編
A5判 392ページ
価格:6,600円 (消費税:600円)
ISBN978-4-13-056213-3 C303
奥付の初版発行年月:2008年02月
価格:6,600円 (消費税:600円)
ISBN978-4-13-056213-3 C303
奥付の初版発行年月:2008年02月
内容紹介
裁縫,外国語,簿記,教員養成,そして医師養成まで,明治中期,国家の教育制度が確立してゆく過程で,民の教育ニーズに応え活発に設立されていった民間の諸学校.東京を中心にその実態に迫り,「各種学校」という“制度外の制度”と「私立学校」制度確立への道筋を探る.
目次
はじめに(土方苑子)
第一部 全国各種学校の概観
第一章 なぜ各種学校か?——「各種学校」の提起する問題(土方苑子)
第二章 各種学校のはじまり(吉田昌弘)
第三章 学校制度体系と各種学校(小林正泰)
第四章 道府県統計書にみる各種学校の全国動向——教授内容と地域性を中心に(池田雅則)
第二部 東京の各種学校
第五章 東京の各種学校概容(吉田昌弘)
第六章 各種学校の立地と地域性(小林正泰)
第七章 簿記関係各種学校の変容(藤井康之)
第八章 各種学校における唱歌・音楽教育——明治二〇年前後を中心に(藤井康之)
第九章 医療系の各種学校(小野方資)
第一〇章 女子の通う各種学校(土方苑子)
第一一章 各種学校の教員像(加島大輔)
第三部 各種学校研究の意義
第一二章 「私立学校令」制定史再考——各種学校の視点から(土方苑子)
第十三章 「各種学校」という研究対象——総括と展望(土方苑子)