越境の人類学 在日パキスタン人ムスリム移民の妻たち
工藤 正子:著
A5判 336ページ
価格:7,150円 (消費税:650円)
ISBN978-4-13-056303-1 C303
奥付の初版発行年月:2008年04月
価格:7,150円 (消費税:650円)
ISBN978-4-13-056303-1 C303
奥付の初版発行年月:2008年04月
内容紹介
日本に労働移動してきたパキスタン人男性と結婚した日本人女性たち.外国人労働者の妻,そして改宗ムスリムとなった彼女たちは,日本にいながら日々「越境」する——グローバル化する現実に個が対峙し,変容していく過程を丹念な聞き取り調査から浮かびあがらせる.
目次
序 章 外国人ムスリムとの結婚——もう一つの「越境」への人類学的アプローチ
第1章 夫たちの来日——国を離れる力とつなぎ止める力
第2章 出会いから結婚へ——「妻」となるプロセス
第3章 男性のネットワーク形成とジェンダー規範の再構築
第4章 ムスリムとしての自己覚醒
第5章 「本来のイスラーム」という地平
第6章 「日本人ムスリム」としての自己の再定義
第7章 国境を越える家族
終 章 現代日本における女性たちの越境