Natural History Series
生物体系学
A5判 360ページ
価格:5,720円 (消費税:520円)
ISBN978-4-13-060180-1(4-13-060180-6) C304
奥付の初版発行年月:2002年05月
価格:5,720円 (消費税:520円)
ISBN978-4-13-060180-1(4-13-060180-6) C304
奥付の初版発行年月:2002年05月
内容紹介
プラトンやアリストテレスの時代から,地球上の多様な生きものたちの世界の体系化を試みてきた生物体系学.その構造・論理・歴史を分類学,分布学,系統学,歴史生物地理学,狭義体系学の5つの視座から丹念に読み解き,新たな生物体系学の構築をめざす意欲作.
目次
第1章 体系学
理論と学問
体系学における多元論
従来のclassification, taxonomy, phylogeneticsおよびsystematics
Classification, taxonomy, phylogeneticsおよびsystematicsの訳語
新しい生物体系学
第2章 体系学の歴史と様々なアプローチ
プラトンとアリストテレスの分類へのアプローチ
リネーウスの生物分類とプラトンに源を発する類型学
慣習分類学
進化体系学
数量表形学
分岐学
第3章 分類学
生物分類の手順
リネーウス式階層分類
生物をいかに記載・分類するか
生物分類の実践
分類学の積極的評価
分類学者が試みた系統学的研究における諸問題
第4章 分布学
分布学とはどういう学問か
分布学の研究
ブチヒゲハネカクシ属の研究をとおして分布学の重要性を知る