冬眠する哺乳類
A5判 352ページ
価格:5,720円 (消費税:520円)
ISBN978-4-13-060208-2(4-13-060208-X) C304
奥付の初版発行年月:2000年10月
価格:5,720円 (消費税:520円)
ISBN978-4-13-060208-2(4-13-060208-X) C304
奥付の初版発行年月:2000年10月
内容紹介
冬眠現象とはなにか.恒温性を獲得した哺乳類が体温を低下させるその現象は,けっして受動的な「冬ごもり」ではない.さまざまな分野で冬眠現象に取り組んできた研究者たちが,冬眠する哺乳類の生態,生理,さらに冬眠制御や冬眠誘導など応用研究の可能性について語る.日本で初めての冬眠研究の書.
目次
I 冬眠とはなにか
第1章 冬眠現象(森田哲夫)
コラム1 昆虫の休眠(沼田英治)
第2章 冬眠の生態学(川道武男)
II 冬眠する哺乳類
第3章 コウモリ(船越公威)
第4章 シマリス(川道美枝子)
第5章 ヤマネ(芝田史仁)
第6章 クマ−生態的側面から(羽澄俊裕)
第7章 クマ−生理的側面から(坪田敏男)
第8章 アカネズミと日内休眠(森田哲夫)
コラム2 マウスにみられる日内休眠(関島恒夫)
III 冬眠研究の応用
第9章 冬眠制御(近藤宣昭)
コラム3 冬眠と脳虚血耐性(栗原順一)
第10章 ヒトへの応用(近藤宣昭)
コラム4 睡眠と冬眠——この切っても切れない関係(井深信男)