琉球列島の里山誌 おじいとおばあの昔語り
A5判 264ページ
価格:4,400円 (消費税:400円)
ISBN978-4-13-060321-8 C3040
奥付の初版発行年月:2019年01月 / 発売日:2019年01月中旬
価格:4,400円 (消費税:400円)
ISBN978-4-13-060321-8 C3040
奥付の初版発行年月:2019年01月 / 発売日:2019年01月中旬
内容紹介
琉球列島に里山は存在したのか——生物多様性でよく知られる琉球列島には,かつて豊かな里山があった.そこに暮らす人びとはソテツ,アダンなどの植物をはじめ,さまざなな自然資源をたくみに利用していた.島々の多様な里山の姿を聞き取りにより鮮やかに復元した貴重な記録.
目次
はじめに
第1章 琉球列島との出会い
1 琉球列島とはどこか
2 里山とはなにか
3 身近な自然とはなにか
4 里山誌とはなにか
第2章 琉球列島の自然誌
1 琉球列島の生物相の成り立ち
2 高島と低島
3 琉球列島の農耕と社会の歴史
第3章 琉球列島の里山
1 歌に見る自然と歴史
2 南島のドングリ利用
3 沖縄島南部における稲作
4 沖縄島における稲作の減少
5 奄美諸島における田んぼの減少
6 琉球列島の里山の構造
第4章 里山の多様性
1 タシマとバシマ
2 沖縄島南部の里山
3 石垣島の里山
4 繊維利用植物
5 ソテツの利用
6 緑肥の分布
7 琉球列島における魚毒漁
8 魚毒漁の多様性
9 アダンの利用
10 薪の利用から見た奄美諸島
第5章 里山の自然利用
1 木の実の利用から見た低島
2 キノコの利用
3 タニシ・ドジョウの利用
第6章 里山の固有性
1 里山のつながり
2 里山の固有性
おわりに