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潜在自然概念を軸として河川生態環境評価法

河川生態環境評価法 潜在自然概念を軸として

A5判 280ページ
価格:3,960円 (消費税:360円)
ISBN978-4-13-061117-6(4-13-061117-8) C305
奥付の初版発行年月:2000年03月

内容紹介

河川は絶えず自然の撹乱を受け,また,人為的な影響を受けている.河川のある時点のある環境が,それ以後人手を加えず遷移したならばどんな状態が出現するであろうか? 本書は,この「潜在自然特性」という概念を基本にすえ,魚類・植生・小動物など,水中と水辺の生物を指標として河川環境を見直す.新しい河川法(1997)のもとで,人と自然はいかに共存すべきか,すべての河川関係者にメッセージをこめて贈る.


目次

1 河川生態環境の評価とは
 (本書のねらいと考察の範囲/河川環境をめぐる動向)
2 河川生態環境を規定する基礎概念
 (河川の自然特性/潜在自然/河川法と河川管理のしくみ)
3 河川生態環境調査
 (水理・水文・自然立地の調査/植生調査/魚類調査/
  底生生物および小動物調査/水理・水質と植生)
4 河川生態環境評価法
 (植生と環境評価/魚類生息場評価/生物群集の種組成に
  基づく環境評価/河川流況の変化に関する評価法)
5 評価基準の統合化
 (河川生態環境評価の意味/基礎概念——環境倫理/潜在
  自然型河川計画において求められているもの)


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