クマラボ イン トウホク
価格:2,420円 (消費税:220円)
ISBN978-4-13-061137-4 C3052
奥付の初版発行年月:2018年07月 / 発売日:2018年07月下旬
2013年から2017年にかけて,東日本大震災の被災地で留学生らとともにデザインスタジオ(演習)をおこなってきた隈研吾研究室.各回のゲスト講師や現地のキーパーソンによるエッセイを収録し,スタジオの様子や学生たちの作品を紹介する.
目次
【エッセイ】
倫理を超えて、FUKUSHIMA を考える(隈 研吾)
東北と復興(津田大介)
南相馬、福島(あるいは東北)をこれからどうしたらよいか:「暮らす」と「ズラす」(開沼 博)
福島の原発被災地域における空間計画(窪田亜矢)
残されたものの顛末(ソフィ・ウダール)
「東北、そして福島のこれから」を考える(山本俊一)
遠い未来と遠い過去に向かって(藤原徹平)
【スタジオ】
2013 フクシマを変えるケンチク
自然の中に漂う居住装置
海と暮らす、防潮堤ランドスケープ
被災した常磐線を高架化する
ただ一人富岡に残った男のための、新しいエネルギーの家
帰宅困難地域とセーフゾーンの境界線
遺構の上の仮設のハコ
成長するコミュニティ
農家ネットワークの復興拠点
2014 南三陸の復興広場
嵩上げした土地に、過去の区割りを重ね合う
物語を伝承するランドスケープ
高台と海をつなぐスリットを街に挿入する
出会いの起きる路地をつくる
盛り場の復興
桟橋の上のパブリックスペース
構造物と自然のあいだ
2015 南相馬の復興拠点
野馬追センターを拠点にした地域復興
地域に残る文化施設の再生
祭りと公共施設
土地の境界線を、可変にする
永続的な住居システム
空き家を公共空間へ転用するプラットフォーム
漁師の塔
バイオマス発電所の見える化
地域を活性化する6次産業センター
実験的教育のための7+1 のレイヤー
竹と電柱と街の灯り
風景を消さない防潮堤
野生動物のための建築
2017 小高への帰還
橋と駅とランドスケープ
可変的なキオスクが作るプラグインシティ
街を照らすヘッドライトとしての建築
空き地のプレイグラウンド
交換可能なファブラボユニット
次世代流通を担うドローンタワー