CFDによる建築・都市の環境設計工学
価格：5,720円 (消費税：520円)
ISBN978-4-13-062201-1(4-13-062201-3) C305
奥付の初版発行年月：2000年09月
われわれの生活環境(人・建物・都市)に影響を及ぼすさまざまな輸送現象(空気・熱・温度)を，目的に従って計測調査し，CFDによりコンピュータ解析した結果を実際の建築や都市の環境設計に役立ててきた豊富な計画例を紹介する．
目次
第1編 CFDにおける数値解析手法の基礎
1.計算流体力学の誕生と実用化の背景
2.非等温流れ場の基礎方程式，座標系と変数の取り扱い
3.離散化手法
4.計算あるアルゴリズム
5.計算格子と格子形成
6.移流項の差分スキーム
7.境界条件
8.誤差評価
9.乱流モデル
10.密度変化を伴う低マッハ数の圧縮性流れの解析
11.対流と放射の連成解析
第2編 人間・建築・都市環境における数値解析の事例
1.人体周辺の微気象の解析
2.対流・放射連成解析による室内温熱環境形成の構造解明
3.室内拡散場と換気効率
4.室内の化学物質空気汚染の数値解析
5.大空間の屋内気候の数値解析
6.建物周辺気流の数値解析
7.屋外温熱環境の数値解析
8.数値気候モデルによる都市気候の解析
9.火災現象の数値解析
第3編 CFDをベースにした連成シュミレーションによる
建築・都市の環境設計
1.人間の環境体験による物理尺度と空間尺度 2.環境の相互影響と連成解析
3.解析ツールとしての単純CFDと設計ツールとしての連成CFD
4.連成解析に基づく温熱環境を形成する各種要因の寄与率の解析
5.温熱環境形成寄与率による劇場内の環境改善の事例
6.対流・放射解析と空調制御フィードバックシステムの連成による
室内環境の最適設計
7.対流・放射解析と空調制御フィードバックシステムを連成した
室内環境の最適化の検討事例
8.人間・建築・都市環境デザインの共通基盤となるプラットフォームの開発
9.プラットフォームの考え方に基づく連成解析の事例紹介